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「泉こなたの緊迫」の続きです。

ゆたかが出てこないのはまだ二年の設定だからです。
「かがみ…」
「んー?」
私なりに真剣な呼び方をしたつもりだったが、かがみは読んでいる本に夢中で生返事。
一度大きく深呼吸してもう一度呼ぶ。
「かがみ…」
「んー?」
まただ…ふぅ…。
どうしようという気持ちと、生返事をされたことに落ち込む。
「あっ、ごめん、こなた。」
かなり慌てて、かがみは私のほうに振り向く。
今のかがみの態度、今から私がしようとしていること、色んな気持ちが入り交ざって私は俯いていた。
「こ、こなた…?」

「───っ私はかがみが好き。」
声を発する前の沈黙と緊張から口早にそう言葉を出す。
「え…」
そう言うと、言葉の意味を理解しようとしているのか、聞き取れなかったのか、
目線を下に向け、視点が定まっていない。
少しの沈黙の後、かなり困惑した顔つきで口を開いた。
「それって…」
この後に続く言葉はわかる。
今なら冗談にできる状況だけど、冗談にしたくなかった。
「友達としてじゃないよ。一人の女の子として好き…。」
「っ…」
かがみが何か言いかけて止めた。
そして数秒後だか数分後だかにかがみが俯いて口を開いた。
「ごめん…帰るわ。」
かがみは自分の鞄を手にとって、下を向いたまま足早に私の部屋を出て行った。
バタンと勢いよく扉が閉まる。
唖然として私は部屋に一人残された。
ごめん、って何に対しての謝罪?
告白の返事?
っていうか、嫌われたね、こりゃ…。
もう口さえも利いてもえないだろうな…。
つーっと頬を何かが伝う。
それが何か認識できた時には、私は声を出して泣いていた。

どれくらい泣いていただろう。
外はもう日が落ちかけている。
お父さんそういやまだ帰ってきてないんだっけ。
あんなに大声で泣いたらバレちゃうよ。
ってか、こんなに泣いたんだから目が腫れててバレちゃいそうだ。
とりあえず、まだ出てきそうな涙を堪えて、洗面所で顔を洗う。
ふと鏡を見ると…やっぱり目が赤い。
重い足取りで台所に向かい、夕食の準備をする。
しばらくして、お父さんが帰ってきた。
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2008.03.04 l COM(0) TB(0) l top ▲

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